知る

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わきがと多汗症の関係性 2016.01.12

多汗症わきがは全く別の症状です。

脇にはアポクリン汗腺エクリン汗腺という2種類の汗腺があります。
わきがはアポクリン汗腺から出る汗が原因です。 その汗にはタンパク質や脂質が多く含まれており、これらの栄養分と細菌と接触することによって、強烈なわきが臭を発します。

アポクリン汗腺の量は個人差があり、わきが臭の強さは「アポクリン汗腺の量」に比例します。
アポクリン汗腺は脇、乳首、へそ周辺、外陰部、肛門、耳の中に存在し、わきがの方が耳垢が湿っているのは耳の中にあるアポクリン腺から汗が出ているため湿っているのです。
多汗症はの症状は脇の下に限らず全身または、手足、顔面など身体のすべてにおいて必要以上にエクリン汗腺から大量に汗をかいてしまう症状です。

多汗部位が全身に広がっている症状は全身性多汗症と呼び、体の一部に生じる症状を限局性多汗症と言います。
症状がひどい方だと手から汗がしたたり落ちるほど汗の量が多い人もいます。
原因は特定が難しいと言われており、緊張、ストレス、不安、ホルモンバランスの崩れ、食生活の乱れなどが原因だとも言われています。
また、多汗症の方でニオイで悩んでいる方が多いようです。エクリン腺から出た汗は実は無臭ですが、大量に出た汗と雑菌が繁殖し、いわゆる「汗臭い」というニオイが発生します。

過敏にニオイを感じてしまい、わきがと混同する方もいます。
しかし、わきがの汗と多汗症の汗はそもそもの汗腺が違いますので多汗症が原因でわきがになることはありません。
ただ、わきがの方が多汗症であると、よりキツいニオイが発生します。
さらさらして広がりやすいエクリン腺から出た汗とアポクリン腺から出た汗とが混ざった汗には、細菌の繁殖を活性化させてしまう相互作用がある為、衣服にまで拡散してニオイはどんどん強くなってしまうのです。

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