ワキには2種類の汗腺があることを前回の記事に書きました。
わきがの原因の汗腺「アポクリン腺」からは黄ばみの元となる「リポフスチン」と言う成分等が出ます。
これが原因でワキの下が黄ばんでしまうのです。
特に、わきが傾向にある人は、わきがセルフチェック診断でもあるように、衣類に黄ばみがつきやすいです。
最近、黄ばみが気になりだしたという方は今使っている制汗剤が原因かもしれません。
制汗剤に含まれる化学成分とワキに滞在している細菌が反応することで黄ばみの原因となります。
今使っている制汗剤の使用をやめてみることで黄ばみが改善した場合、制汗剤が原因だったという事になります。
緊張したときに、ワキに汗をかくことってありませんか?
ワキ汗をかきやすい場合には、夏に限らず通年汗をかいていることになります。
この時にかく汗はアポクリン腺から出る汗です。
エクリン線から出る無色透明とは違い、乳白色の色があり、黄色い汗じみや黄バミの原因となる汗です。
黄ばみ汚れに有効なのは界面活性剤です。
界面活性剤に含まれている皮脂分解酵素が効果的に黄ばみを落としてくれます。
店頭に並ぶ洗濯洗剤の成分表記を見てみると、界面活性剤の含有量が記載されていますので、界面活性剤含有量が多いものを選んでみてください。
重曹はアルカリ性の粉末状の物質で漂白効果があります。
500mlの水に大さじ1杯程度の重曹を入れてよく振って溶かします。
できた重曹水に衣服の黄ばんだ部分を一晩つけておくだけです。その後は普通に洗濯をするだけです。
頑固なワキの黄ばみには、「重曹」と「液体酸素系漂白剤」混ぜて使うとさらに効果的です。
漂白剤には「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。
この時、塩素系漂白剤と混ぜてもまったく意味はありませんので「酸素系」と表示されている漂白剤を使用してください。
食器もお湯で洗うと油汚れが落ちやすくなりますよね。同じ様に黄ばみもお湯で洗うとより効果が期待できます。
洗剤や重曹は、お湯にならサッと溶けるので、40~50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし1~2時間つけ置き洗いをすることをおすすめします。