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わきが臭はフェロモンって本当? 2016.11.12

わきがのあの独特でツーンとしたニオイ。不快以外の何ものでもないと思っていたあのわきが臭が本来「フェロモン」として機能するための体臭だったのです。

中国唐代の皇妃の美女、楊貴妃は「体から良い匂いを発していた」というのは実は「わきが」だったのではないかとという一説があります。
「臭くて、不潔なもの」ではなく「魅力的と感じられる体臭要素」と捉えていたと考えられ、後宮の女性たちに汗をかかせその臭いで気に入った女を選んでいたという逸話もあるようです。

現在、私たちのカラダのアポクリン汗腺はわきの下、陰部、乳首に多く分布しており、性ホルモンの影響を強く受け、思春期以降に分泌が活発になります。
進化前の人間は子孫を残していく過程で性周期の短い期間にメスがオスを魅きつけるための性的な信号を送る必要がある為、全身にあったアポクリン線からフェロモンが出ていたとされています。
ところが人間の進化の過程で体の表面から体毛が無くなり、直立歩行になり、正面対正面へと変化していきました。
的結合も一定期間だけでなくいつでも可能となると、性的信号を発する場所も陰部、乳首周囲、わきの下、外耳道など、体の前面に移りました。

さらに進化すると性的信号としてのニオイの存在は、全身のプロポーションだったり、顔立ち、くちびる、バストなどといった視覚を訴えるものに代わってしましましたが、 本来、アポクリン汗腺から発するわきが臭は異性を惹きつけるフェロモンとして機能していたと考えられます。

わきが臭がアポクリン汗腺の退化とともに性的信号であるフェロモンでなくなった現代では強いわきが臭はただの異臭ですので、デオドラントするか、わきがの手術をすることも検討しましょう。

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