臭覚には個人差がありますので一概には言えませんが、わきがの臭いは自分では気づきにくいとよく耳にします。
自分で臭いと感じることができた人は、なんらかの「わきが対策」をすることもできますから気づけてラッキーなんです。
「臭い」はデリケートな問題です。他人はなかなか「臭いよ」とは言ってくれないものです。
自分で気づくためにもセルフチェックで確認してみましょう。
わきがの可能性があります。
耳の中にはエクリン腺汗がない為、耳垢は通常カサカサしてます。
湿っている場合はアポクリン腺があり、分泌物で湿っている可能性が高いですのでアポクリン腺の量が多い体質かもしれません。
アポクリン腺から出る汗にはタンパク質や脂質が多く含まれており、黄ばみやシミができやすいです。
ただ、制汗剤等が原因で衣服が黄ばむ場合もありますのでわきがのチェックをするときは使用しないでください。
脇毛が多いからアポクリン腺が多いという事では決してありません。性別によって異なります。
女性は1本の毛穴から2本の毛が生えているなど毛の太さがしっかりしている人にアポクリン腺が多い言われています。
逆に男性は柔らかくて薄い毛の場合が多いと言われています。
わきがは遺伝要素があります。
両親がわきがの場合は75~80%の確率で遺伝し、片親がわきがの場合は50%の確率で遺伝すると言われてます。
ただし、性ホルモンの影響など後天的な要素も影響してきますので、親がわきがであっても 必ずしもそうとは言い切れません。
親ですら臭いを指摘することを躊躇うほど、デリケートな問題です。
それでも臭いを指摘されたということは臭いがキツイ、つまりわきが臭の可能性があるということです。
多汗症とワキガは混同されやすいですが、全く違います。
粘り気のあるアポクリン腺の汗が季節や精神状態に関係なく、常に分泌されているのであればわきがです。
ちなみにエクリン腺の汗が大量に出るのは多汗症です。
周りから臭いと言われたり、思われたりすることは、とてもショックが大きい事です。
なので、自分自身が「わきが」の可能性があるのか、セルフチェックをしてみましょう。
ただし上記のチェック項目はあくまでそういう傾向がある、ということなので、「わきが」と決めつけるものではありません。
もしかしたら「私、わきがなのかも」と感じるのであれば、自分なりに対策が出来ますし、 誤った治療をしないためにも本格的に病院でアポクリン腺の数や質、においの強さなどを調べてもらうのもいいかもしれません。